RPA推進による業務効率化

Kindness[人材育成と働きがいの向上]

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RPAの推進

  • 住友ゴムグループ

当社におけるRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の位置づけは2つあり、①『デジタル経営で必要なアプローチ』、②『従業員体験の向上』です。
①に関しては、RPA化を通して、当社での事業活動(商品企画から製造、メンテナンス、販売)の業務基盤、特に定型業務の自動化または整流化(標準化やルール化)を行い、再構築をしていくことがデジタル経営を推進していくために必須と考えています。
②に関しては、単に労働時間の削減だけで無く、労働の質の向上もあわせて目指すため、RPAを働き方改革の本丸と位置づけています。

このような2つの位置づけから、RPA化推進が必要とされ、2018年4月から導入への活動を開始しました。まずは、管理部門の5業務のRPA化を進め、その効果や価値の検証からスタートしました。
社内での反響が高かったこともあり、RPA導入対象の拡大を図るべく、2019年4月にRPA推進室を人事総務部(2022年より人事総務本部)傘下に設置しました。RPA推進室の役割として、単に現状業務をRPA化する事だけでなく、RPA化のアプローチを用い、業務整流化やシステム改修等の解決策を提案し、実行をサポートすることとしています。現在はRPAの普及浸透速度の向上をねらってユーザによるRPA開発を推進しており、また業務整理スキルとRPA開発スキルをあわせて展開することで、単純な業務効率化だけでなく、各従業員がより高度な仕事をできるような基礎スキル教育としての効果も期待して活動を進めています。

RPA導入事例

  • 住友ゴムグループ

2022年7月初旬までに、当社で導入したRPAロボは410体で、削減効果は年間48,000時間です。

そのなかでも、特に従業員体験の向上に寄与したRPA事例は、ゴルフボールの開発の過程において、ゴルフボールにとって重要な『どのように「飛ぶ」のか』を分析するために、マシンによる測定データや人が打ったときの感触などを数値化したデータを収集・集計する作業です。分析のために必要な数値データを表にまとめ、グラフ化する作業にRPAを導入したところ、月に50時間程度要していた膨大なデータを扱う手作業が、ワンクリックする(RPAを起動させる)だけの業務に変わり、月12時間まで削減できました。そのうえ、納期に追われることがなくなったことで精神的にも余裕ができ、これまでは分析に手一杯で携われなかった商品開発にも参加できるようになりました。

RPA推進室のビジョンは『変われる経験を提供し続ける』です。
ビジョン実現のために、5つの要素として、『当たり前・思い込みに気付く機会をつくる』、『不合理・不整合を発見して解消する』、『人・部署・システムのつながりを促進する』、『負担感を軽減する』、『Capacity Capabilityをつくる』を位置づけています。従業員にポジティブな変化体験を提供することで、社内業務基盤強化と職場風土の活性化などにつなげていきます。

RPA導入によって生まれた時間で、商品開発会議に参加する担当者
RPA導入によって生まれた時間で、商品開発会議に参加する担当者