社会貢献活動

社会貢献活動の基本的な考え方

  • 住友ゴムグループ

住友ゴムグループは、良き企業市民として、全国の各事業所を中心に30年来取り組んでいる地域貢献活動“GENKI活動”(元気の出る活動)に加えて、緑化活動やボランティア活動、NGO・NPOとの協働を通じた地域社会との交流など、全社統一的な社会貢献活動を進めています。
また、定期的にステークホルダー・ダイアログを実施し、ステークホルダーの視点からの評価を把握することで実効的な社会貢献活動につなげています。
今後も、企業行動基準に規定した「会社と社会との関係」の考え方をベースに、積極的な取り組みを進めていきます。

企業行動基準 —「Ⅲ 会社と社会との関係」内
Ⅲ — 4 サステナビリティに対する取り組み

住友ゴムは、サステナビリティ活動基本理念に基づき、事業を通じた社会課題解決により持続可能な社会の実現に貢献し、社会から信用される企業グループを目指します。

  • 事業のグローバル化に伴ってステークホルダーも世界各地に広がり、多様化しています。すべてのステークホルダーに信頼していただけるよう、誠実な企業活動に努めていく必要があります。
  • 法令を遵守するのはもちろんのこと、事業活動や提供する製品・サービスが地球環境にできる限り負荷を与えないように最大限の努力をします。
  • 事業の持続可能性を高める為に、生物多様性にも配慮した環境活動、人権の尊重、健全な職場環境づくり、安全衛生への配慮、コーポレートガバナンスの充実などをはかります。

私たちは以下のことを実践する必要があります。

グループ各社が地域社会から歓迎され、信頼されるよう、地域に密着した活動に努めます。

企業行動基準

NGO・NPOとの協働

  • 住友ゴムグループ

NGO・NPOとの協働などを通じ、多様なステークホルダーとの交流・対話を推進しています。
事業所のあるNPOから従業員向けのボランティア情報の提供を受け、従業員のボランティアへの参加向上につなげています。また協働で近隣河川の清掃、里山保全などの環境づくりや地域課題解決に向けた活動に取り組んでいます。
今後も継続して当社とNPOが「出会い&学びあい」ができる場を設け、協働事業を拡充していきます。

近隣小中学校へのヒゴタイ捕植活動(宮崎工場)
近隣小中学校へのヒゴタイ(絶滅危惧Ⅱ類(VU))捕植活動(宮崎工場)
市内幼稚園へ蜂誘因器の設置(白河工場)
市内幼稚園へ蜂誘因器の設置(白河工場)

地域の市民活動団体との対話・協働

  • 住友ゴムグループ

住友ゴムグループでは、各拠点の窓口や社会貢献推進室が主管部署となって地域住民や市民団体などとの対話や協働を積極的に進めています。また、さまざまなステークホルダーの工場(ものづくり)や技術(評価)の見学会や情報交換会などによる対話を推進し、地域とのつながりを深めています。対話を通じて、ステークホルダー目線で事業活動がコミュニティに与える影響や課題の把握に努めています。
いただいたご意見などは、必要に応じて関連部署と調整し、経営会議で内容を審議し、各窓口にフィードバックや、サービスの改善および、社会的・経済的価値の創出につながる社会貢献活動に活かしています。

社会貢献活動の推進:住友ゴムCSR基金

  • 住友ゴムグループ

住友ゴムCSR基金は当社の事業所がある地域で、地球環境問題や社会問題解決に向けた活動を展開しているNPO団体などを資金面で支援するために設立された制度です。
2009年に設立され、翌2010年から当社の拠点地域における「環境保全」「交通安全」「災害支援」「地域における社会課題解決」に取り組む8団体への助成を開始し、2021年度は57団体に1,410万円の助成を実施しました。

加入率(2021年12月)

住友ゴムCSR基金 加入率

住友ゴムCSR基金助成団体のご紹介

助成の例としては、緑化活動では、都城市の大淀川とその周辺の環境を守る「特定非営利活動法人都城大淀川サミット」や丹波市で希少種保全活動を続ける「丹波地域のホトケドジョウを守る会」、地域課題解決では、白河市で高齢者見守りと買い物支援として移動販売を実施する「NPO法人ちりんこ白河」、神戸市で科学実験を通して子どもに環境への興味を持たせる活動を続ける「NPO法人 たけのこさいえんす」など、さまざまな活動を支援しています。

住友ゴムCSR基金は、主に以下の地域課題解決に取り組んでいる活動団体に助成しています。

  • 次世代育成
  • 障がい者支援
  • 高齢者の生活支援
  • 在日外国人の生活支援

住友ゴムCSR基金の累計助成額(住友ゴム工業単体)

CSR基金の累計助成額(住友ゴム工業単体)グラフ
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道路標識の清掃を行い、交通安全に寄与(ジョイナス)
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高齢者の見守りと買い物の支援(NPO法人ちりんこ白河)
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障がい者の通院介助や移動支援(NPO法人Kanきち会)

地域に密着した活動

  • 住友ゴムグループ

当社グループは工場近隣の住民などとの地域に密着した社会貢献活動を進めています。従業員が主体となって、住民の皆様と交流する催しを企画し、相互理解できる環境を醸成することで信頼関係を深め、課題解決に取り組んでいます。

工場近隣住民の皆様との交流

愛知県豊田市にある名古屋工場は、豊田市の交通安全市民運動の取り組みの一環で、年4回の交通安全市民運動期間に、工場前の市道や主要交差点で、ドライバーに向けて安全運転を呼び掛ける街頭立哨活動に協力しています。
また、泉大津工場では、2010年から月に一回近隣の子ども達を交通事故から守るため、工場近くの通学路3ヶ所で「戎っ子見守り隊」を結成して、立哨活動をしております。

2019年春の立哨活動の様子
2019年春の立哨活動の様子

教育機関へのケミカルウッド無償譲渡

  • グループ会社

SRIエンジニアリング(株)は、タイヤ金型製作時に発生していたケミカルウッド端材を廃棄物処理していることに着目し、有効な再利用の方途を検討する中で、2017年12月から、工業系・デザイン系の教育機関や職業訓練校に教材として無償譲渡する活動を始めました。
2022年7月現在、通算譲渡54回(計28校)の無償譲渡を兵庫県及び近隣府県の教育機関へと広く実施。廃棄物の再利用を行うことで「持続可能な社会貢献」を目指しています。
なお、本活動に対し、2018年10月に兵庫県知事から感謝状を受贈、同年11月に住友ゴムグループCSR表彰優秀賞を受賞。次世代ものづくり支援を通じて人材育成の一翼を担うべく活動を続けています。

作品などのご紹介はこちら

ケミカルウッド作品
ケミカルウッド作品
教育機関で「ものづくり」を学ぶ、未知なる可能性に満ちた人材輩出の後押しとなるCSR活動です

ステークホルダーの声—ケミカルウッドで鍛える“ものづくり”の技

  • グループ会社

兵庫県下の県立職業能力開発校5校では、無償提供いただいたケミカルウッドを訓練生のものづくりの技能向上に役立てています。県立ものづくり大学校でも、訓練生が機器を操作し、さまざまな試作にチャレンジすることでものづくりの腕を磨き、技能を向上させており、大きな効果を上げています。
ものづくりの基本の技能は、何度でも実際に作ってみることで向上するはずです。その中で身についた感覚がAI、ロボットの操作、活用に重要と考えています。
このような貴重な訓練素材をご提供いただいていることに心から感謝申し上げますとともに、これからもものづくりの人材育成に取り組んでまいります。

兵庫県立ものづくり大学校 姫路職業能力開発校 校長 坂本 哲也氏
兵庫県立ものづくり大学校
姫路職業能力開発校
校長 坂本 哲也氏

多様な社会共生の支援

  • 住友ゴムグループ

モータースポーツ活動を通じてピンクリボン運動を支援

10月のピンクリボン月間に合わせて、サーキットで使用されるDUNLOPロゴマークを黄色からピンク色に染めて、乳がんの早期発見・治療の啓発活動を支援しています。タイヤロゴ、会場内のぼり、スタッフのマスクやリストバンド、ステッカーなどを作製し、10月に行われる主要なレース、イベント会場にてPRを行いました。

モータースポーツ業界は男性のファンや関係者が多いのが現状ですが、この運動を通して、男性が乳がんについての知識を持ち、ご家族やパートナー、ご親戚の方へ早期検診・早期発見・早期治療を促すようにされることが大切であると考えています。

また、レースやイベント会場に加え、タイヤ生産拠点である名古屋工場でも関連のイベントを実施し、募金活動をするなど、拠点の枠をこえて社会貢献活動をすすめています。

普段と異なるピンクロゴに、たくさんの方に興味関心を持っていただきました。
普段と異なるピンクロゴに、たくさんの方に興味関心を持っていただきました。
タイヤ生産拠点である名古屋工場で関連イベントとして募金活動を実施しました。
タイヤ生産拠点である名古屋工場で関連イベントとして募金活動を実施しました。
レースを戦い終えたばかりのGT車輛を名古屋工場へ持ち込み展示。タイヤのロゴもピンクになっています。
レースを戦い終えたばかりのGT車輛を名古屋工場へ持ち込み展示。タイヤのロゴもピンクになっています。

障がい者スポーツへの支援

住友ゴムグループは、障がい者スポーツが社会的に注目されるなか、その振興に寄与すべく、さまざまなスポーツ大会に協賛しています。 特に、愛知県・兵庫県でそれぞれ開催されている車いすテニス大会では、ボランティアに参加するとともに、2009年度から冠スポンサーとして「国際車いすテニストーナメントDUNLOP KOBE OPEN」に特別協賛しています。
そのほか、2012年から身障ドライバーによる耐久レース挑戦プロジェクト「ドリームメーカーレーシングプロジェクト」に協賛し、レース用タイヤを提供しています。
今後も、このような活動を継続し、障がい者・健常者を問わず、すべての人が共生できる社会の形成に貢献していきます。

「ドリームメーカーレーシングプロジェクト」レースの様子
「ドリームメーカーレーシングプロジェクト」レースの様子(2019年の様子)

子どもたちへの教育支援

  • 住友ゴムグループ

2010年度から特定非営利活動法人環境21の会と協働し「ダンロップ環境教室」を兵庫県内の学校などで実施しています。「ダンロップ環境教室」はさまざまな実験・体験を通して地球温暖化をはじめとする環境問題について学び、自分に何ができるかを考えることをテーマとした出前環境教室です。2021年は地域団体など3カ所で計5回開催し、計120名にご参加いただきました。
また、2009年よりNPO法人コアネットが主催する「ダンロップものづくり教室」に協賛しています。小学4~6年生を対象とし、簡単な工作キット「スクローラーII」を組み立てる体験学習で、この学習を通じ、子どもたちにものづくりの面白さや達成感、チームワーク形成等を体験してもらうというものです。2021年までに67回開催し、受講者数は約5,000人となりました。

また2021年は大阪府摂津市の中学生を対象とした「職種体験プログラム」に協力するなど、次世代を担う子どもたちのキャリア教育を支援しています。
そのほか、住友ゴムCSR基金における助成先としてタイ ウドンタニ県の中学生に奨学金を提供し、教育支援を行っています。

「ダンロップ環境教室」学習風景
「ダンロップ環境教室」学習風景
「ダンロップものづくり教室」工作風景
「ダンロップものづくり教室」工作風景

寄付/協賛

各拠点地域では社会貢献のための寄付や協賛も積極的に実施しています。国内では2021年7月・8月豪雨災害に対する義援金や、生理の貧困対策として白河市への生理用品の寄付、飲酒運転撲滅運動「STOP! DRUNK DRIVING PROJECT」への協賛、1994年から続けている「DUNLOP KOBE OPEN 車いすテニストーナメント」への特別協賛などを実施しています。海外拠点ではスイスでワクチン供給サポート車へのタイヤ提供、南アフリカではレディスミスの高等学校に扉のついた水洗トイレの寄贈、トルコでは猛威を振るう新型コロナウイルス感染症対策への支援としてマスクの配布や2021年7月に発生した森林火災に対する物資提供、ロシアでは障害のある子どもたちのテニスクラブにテニス用品を寄付するなど、各地で社会貢献のための寄付や協賛を実施しています。

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社会的課題に対する業界での取り組み

  • 住友ゴムグループ

住友ゴムグループは、国際企業のトップが話し合う「WBCSD(World Business Council for Sustainable Development:持続可能な発展のための世界経済人会議)」に参加して、そのセクターの一つである「TIP(Tire Industry Project:タイヤインダストリープロジェクト)」で、社会的課題の取り組みを進めています。
同プロジェクトでは、世界の主要タイヤメーカー11社で構成されたメンバーが、タイヤの原材料から廃棄に至るまでのライフサイクルにおける共通の課題について、健康や環境に及ぼす影響の調査を行っています。特に、摩耗粉塵に対するステークホルダーの関心が近年高まっており、今後も調査研究に取り組んでいきます。
また、GPSNR(Global Platform for Sustainable Natural Rubber)の下、当社グループのSNR方針(持続可能な天然ゴム方針)に沿った取り組みを強化しています。