人材育成

組織体質強化

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2019年末に組織体質調査としてグループ全社員対象のアンケートを実施し、2020年はその結果をもとに組織体質向上の活動を実施しました。活動の軸となる4つの方針は「挑戦を後押しする環境」「部門・役職間の壁がなくオープンな職場」「一人ひとりがリーダーシップを発揮できる環境」「全社戦略とひもづいた生産性の高い仕事」です。四半期に一度、簡易アンケートによる確認を行いながら、継続して変革活動を行っています。

人材開発

  • 住友ゴム
  • 冊子

真のグローバルプレーヤーとなるためには、それを支える人材がそれぞれ真のグローバルプレーヤーとして活躍できなければなりません。リーダーシップ力強化のために2020年より新たに実施している施策は、社長以下役員層へのエグゼクティブコーチングや管理職以上への360度フィードバックなどがあります。また、変革の推進力を後押しするべく、階層横断型で管理職から一般層まで仕事の進め方などを共通言語化するブーストプログラムを開始しました。

新入社員研修の様子
新入社員研修の様子(写真は2019年実施の様子)

新企業理念体系“Our Philosophy”の浸透

  • 住友ゴムグループ

住友ゴムグループは、400年の歴史がある住友グループの「住友事業精神」を意思決定の拠り所とし、これまで様々な事業活動を展開する中で受け継いできました。1963年に定めた最初の企業理念にも住友事業精神が織り込まれており、その後、時代や当社の変化点に合わせて内容を見直してきましたが、「企業の社会的責任を果たす」「グループ全社員の幸せを追求する」「お客様の期待に応える」といった、基本理念は変わらず引き継いできました。この基本理念を継承しながら、2020年12月に改めて体系化したものが「Our Philosophy」です。「Our Philosophy」は私たちの存在意義である「Purpose」を体系の頂点に据え、私たちのありたい姿である「Vision」、私たちが大切にする価値観である「住友WAY」から構成されています。それぞれ、Purposeは「未来をひらくイノベーションで最高の安心とヨロコビをつくる。」、Visionは「多様な力をひとつに、共に成長し、変化をのりこえる会社になる。」、住友ゴムWAYは「信用と確実を旨としよう」「挑戦しよう」「お互いを尊重しよう」と定義しました。
今、私たちに求められていることは、住友ゴムで働くひとりひとりが地球環境を含め、人を、社会を、そして未来を支える「最高の安心とヨロコビ」をつくり出し、世界に提供するためにチャレンジを続けることで変化の激しい環境に柔軟に対応し、さらなる成長を果たすことだと考えています。今回定義した「Purpose」をあらゆる意思決定の拠り所、仕事におけるすべての行動の起点となるよう、国内外のすべての従業員に浸透させていきたいと考えています。
住友ゴムグループでは、企業の発展には従業員一人ひとりが能力を存分に発揮できるようにしていくことが肝要であると考え、かねてより人材教育にも力を入れてきました。特に2012年からは海外拠点での「住友事業精神」および「住友ゴムWAY」の浸透活動に取り組み、そのなかで現地の文化に合わせて、現地の人がわかりやすい表現の独自の行動原則を追加したりするなど、地域特性を踏まえ、より実効性の高いものへ進化させてきた実績があります。この活動を下地に「Our Philosophy」の浸透を加速させてまいります。

人材開発の組織体制

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住友ゴムグループはOJT、自己啓発に加え、「人材開発部」と「製造研修部」が中心となって、さまざまな研修を通じて従業員の能力向上を進めています。たとえば、技能オリンピックの開催による技能の伝承や、各研修に対する受講者の意見の反映により従業員の働きがいの向上につなげています。
2020年度は、コロナ禍ということもあり、従来の対面型の階層別研修を実施することができませんでした。しかし、一方でリモートワークが進みましたのでオンラインでのセミナーを多く実施することができました。特にBe the Changeプロジェクトの一環で進めているブーストプログラムは役員~一般まで階層横断でオンラインセミナーを実施することで社内の共通言語・共通理解を図ることができました。2020年~2021年上期に実施した項目としては「リーダーシップ」「Our Philosophy浸透」「アンコンシャスバイアス」のセミナーです。下期には「問題解決手法」のセミナーも企画しており、継続して全社教育に尽力してまいります。
あわせて昨年より360度フィードバックにつきましては、社長から管理職に導入しておりますが、2021年からは課長代理層にも拡大し、より一層全社のリーダーシップ強化に努めてまいります。

住友ゴム工業スタッフだけでなく、工場技能員、販社など関係会社スタッフおよび従業員に対しても各部門に研修担当者を配置、充実した研修体系を構築し、グループ全体の能力の底上げを進めています。

人材開発部

人材育成方針の策定のほか、スキルアップ研修、階層別研修、関係グループへの研修などさまざまなプログラムを企画・実施することでグループ全体の人材育成と能力開発を支援しています。

製造研修部

国内外の製造拠点を対象に、技術教育や工場現場監督者の教育を実施するなど、モノづくりに関する教育訓練を統一的に推進しています。さらに、技術者に品質管理の考え方をはじめ、信頼性の高い商品を提供するために欠かせない能力を身につけてもらうために、1964年から「現場現物の思想」と「科学的な仕事の進め方」を実践で学ぶ「技術検査」を継続しています。

キャリアパス研修(階層別研修)/スキルアップ研修/自己啓発/その他研修(希望制)

キャリアパス研修(階層別研修)

次世代経営層の育成

当社グループでは、次世代経営幹部と海外拠点経営幹部の育成に注力しています。
「視点:経営者としてのものの見方」「知識:経営に必要な基礎知識」「考え方:クリティカルシンキング」などのスキルを身に付けるため、「マネジメントスクール」を設けています。2003年より開始し、毎年20名程度を選抜のうえ半年間講座を開設し、次世代経営層の育成にあたっています。

グローバルな人材育成

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世界各地に拠点を持つ住友ゴムグループでは、どこの工場で作っても同じ品質の製品ができること、すべての従業員が成長や働きがいを感じられることなどを目的に、海外での人材育成を強化しています。
特に近年では、日本の本社からの指導・支援にとどまらず、現地の事業やニーズに合わせた人材育成の強化を目指しています。

新入社員研修の様子(中国・常熟工場)
新入社員研修の様子(中国・常熟工場)(写真は2019年実施の様子)

現場での技能伝承が可能な現地従業員を育成する取り組み

世界中どこの工場で作っても同じ品質の製品ができるように、「Our Philosophy」に基づいた品質教育の充実にも力を入れています。各工場での班長、職長などの現場の重要ポストへの階層別研修や各種国際規格の内部監査員育成や品質管理研修などを各事業所にて実施しています。また、現地に赴任し支援する日本人従業員の育成もこれらの施策を進める上で欠かせません。製造研修部が中心となり、海外工場監査者、海外サポーター、海外要員の育成・教育に注力し、グローバルでの技能伝承につなげています。

モノづくり教育

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製造現場で実際のモノづくりに携わる従業員に対しては、近年実践型の教育に力を入れています。
これは、座学や演習を通じて学んだ知識をしっかりと身に付け、職場に戻ってからの実践の場で成果を上げられるようにするためです。
2019年から開始した現場管理監督者のマネジメント力向上教育では、ワクワクする自職場のありたい姿を部下と共に描き、部下を巻き込んで実行する実践指導を行っています。1期生は対面型指導に基づき2020年4月まで活動し、イキイキと働く部下による仕事の改善が目に見える形で進みました。2期生は2020年9月からのオンライン指導となりましたが、部下を巻き込んだ職場活性化を着実に進めています。

TOPICS

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技能オリンピックを年2回開催

当社グループでは2009年から、若手社員への技能伝承と意欲向上を目的に年に2回、「技能オリンピック」を開催しています。製造工程や工務保全技能で8つの部門に分け、1大会につき一つの部門を対象として、国内外の各工場から選抜された若手社員1名がその技能を競い合います。
世界12工場の技能向上・伝承に大きく貢献し、近年では海外工場の技術者が優勝するなど、グローバルでの技能とモチベーションの向上につながっています。

2020年は5月/10月に2回の技能オリンピックを計画していましたが、covid-19の影響により渡航/出張が規制され、残念ながら中止せざるを得ませんでした。2021年は技術伝承の継続性を保つため、リモートでも実施できる競技スタイルに見直した上での開催を計画しています。