製造資本

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設備投資について

設備投資について、原則的にグループ各社が個別に中期的な需要予測、生産計画、利益に対する投資割合などを勘案し、個々に策定しており、重要な計画などに際しては、当社が中心となりグループとしての最適化などを中心に調整を図っています。
2020年度は、新型コロナウイルス感染症拡大を受けて、投資を抑制したことから、総額は419億円となり、前期から162億円の減少となりました。また、減価償却費は493億円と、前期から25億円の減少となりました。
2021年度の設備投資につきましては、590億円を計画しています。2020年に設備投資の抑制を行っていた海外工場で増産投資を拡大することに加えて、国内工場において高機能商品の生産設備への置き換えを進める投資を行っていきます。

設備投資額の推移

設備投資額の推移グラフ

2019年よりIFRS16号(リース)適用の影響を含みません

生産体制について

タイヤ事業

グローバル最適生産体制の確立

タイヤ事業におけるグローバル生産体制の展開は、1997年のインドネシア工場をスタートとして、2004年に中国・常熟工場、2006年にタイ工場、2012年に中国・湖南工場と生産拠点を順次拡大してきました。最近では、供給体制のさらなる強化を図るため、タイ工場を世界最大級の工場へと拡張を進めているほか、2013年にはブラジル工場、南アフリカ工場、2015年にはトルコ工場での生産を開始、またアメリカ・ニューヨーク州の米国工場を住友ゴムグループ工場として取得するなど、生産設備の拡大・充実に向け、着実に歩みを進めています。

グローバル体制による競争力の強化

世界各地の工場の能力をフル活用して地産地消化を進めながら、当社の強みである世界最大規模のタイ工場から世界各地に供給して需給を補完できる体制を徹底していきます。 これらの対応により、自動車メーカー様との強固な信頼関係を構築し、新車への装着拡大と市販用タイヤ販売への波及効果でビジネスの基盤を強化していきます。 地域別に見ると、日本・アジア地域については、すでに低コストの生産拠点を構築しており、市場ニーズの変化に合わせて、SUV用タイヤの生産能力を増強するための設備置き換えを始めています。今後も日本・中国で安定した販売を継続し、利益を牽引します。
欧州・アフリカ地域につきましては、欧州への供給拠点であるトルコ工場が順調に増産を続けており、欧州の自動車メーカー様への納入を着実に増やし、市販用の増販と合わせてスケールメリットを最大化してまいります。南アフリカ工場については、生産性の改善と高付加価値品へのシフトを進めています。
米州地域については、北米は販売が順調に伸びており、このほど米国工場と輸出基地である日本とタイの工場での増産投資を決定いたしました。この投資により、現地製と輸入品の両方でSUV用タイヤを中心に供給力を拡大していきます。ブラジルは増産によって地産地消化が進んでおり、安定した利益基盤構築に努めています。

グローバル製販拠点の状況

スポーツ事業

優れた生産技術と従業員の創意工夫で、ユーザーの信頼に応える

当社は1930年に国産ゴルフボール・テニスボールの製造を開始しました。現在ゴルフでは、スリクソン・ゼクシオなど、スポーツ事業の主力となるゴルフボールを市島工場(兵庫県丹波市)とインドネシア工場で製造。また製造子会社であるダンロップゴルフクラブ(宮崎県都城市)では、ゴルフクラブを製造しているほか、お客様の多様なニーズに応えるカスタムクラブも手掛けています。 テニスではフィリピンとタイにテニスボール工場があり、全豪オープンや、ATPの主要大会にも使用されているボールを製造しています。

産業品他事業

医療用精密ゴム部品事業の生産能力強化

成長商材である医療用精密ゴム部品事業において、2000年に泉大津工場にて医療用精密ゴム部品の生産を開始して以降、2010年には加古川工場、2015年スイス工場、2017年はスロベニア工場と拡大を続け、グローバルな生産体制を展開しています。