INTERVIEW

まっすぐ伸びよう困難を乗り越え、商品を出荷できた達成感。

S.K

技術系デバイス開発・ソリューション開発

神戸本社/AS第二技術部
工学研究科/機械工学専攻

2019年入社#新卒 #中堅 #機械系

※2022年取材当時の内容です

CONTENTS

01入社理由

世の中に影響力のある製品やサービスを提供すること、関西の企業であることを就職の軸にしていました。また、自動車業界に携われたらいいなと漠然と考えているときに住友ゴムの存在を知りました。
タイヤは普段の生活でよく見る自動車を支えており、世の中に大きな影響力があると感じ、神戸に本社がある住友ゴムへの入社を決めました。

02仕事内容

中国自動車メーカー向け空気圧警報システム(DWS)の開発。

中国自動車メーカー向け空気圧警報システム(DWS:Deflation Warning System)の開発に携わっています。DWS開発では車両やタイヤごとに最適なパラメータを決める必要があり、パラメータを決めるために実際の車両を使ったデータ計測の手配、計測したデータ解析、システム全体の評価などをしています。
入社前は製品開発に携わりたいと思っていたので、現在の業務内容は入社前の希望と合致しています。
問題が発生して計画通りに開発が進まず、難航する開発プロジェクトほど開発時は大変だと感じますが、製品を出荷できた際に大きな達成感を感じます。

仕事内容

03今までで最も印象に残っている仕事

業務効率化のため、社内の自動化システムを開発したこと。

AS第二技術部ではDWS開発だけではなく、自分たちの業務を効率化するために社内システムも開発しており、そのシステムを開発したことです。
DWS開発の一環として、データ計測を始める前に信号が適切に取得できていることを確認しています。信号の確認方法は単に信号の有無を確認するだけでなく、出力値の妥当性もデータから判断できるように複数の指標を確認しています。しかし、人間が行うとデータの整理や指標値の計算といった指標確認の準備に1時間ほどかかっていました。
この作業を数分で完了できる自動化システムを開発したことが最も印象に残っている業務です。

今までで最も印象に残っている仕事

04これからの目標

センシングコア技術開発に携わり、まだ世の中にない製品を開発すること。

DWSはセンシングコア技術の基礎になっています。今はこの基礎技術になるDWSのアルゴリズム、車輪速センサの信号処理技術について学び、将来的にはこれらの技術を応用することでタイヤ自身をセンサの代わりに利用して路面や車両の状態を把握するといったまだ世の中にないセンシングコア技術を開発していきたいです。

就活生へのメッセージ

就活生へのメッセージ

世の中の企業は、企業名からは想像もつかないような事業を多数展開しています。そのため、文系や理系といった枠にとらわれず、その企業にはどのような事業があり、入社すると何ができるのかというところまで調べてみると働きたい企業に出会えると思います。
また、限りある時間の中で多くの企業について調べるのは困難ですので、友人と情報交換することで多くの企業について情報収集してみてはいかがでしょうか。

仲間とともに

仲間とともに

DWSを出荷した中国OE(自動車メーカ)が開発車両の性能を評価している際、空気圧が抜けていないのにDWSが誤警報していると連絡がありました。当初、誤警報時の情報は何もなく、中国のDWS関係者と協力しながら、誤警報の原因を調査していました。
誤警報したときの情報がなかったため、自分たちでさまざまな車両テストをして、そのデータを解析していましたが、そもそも誤警報になる状況を再現できず、原因が全く分からない状況でした。
しかし、粘り強く誤警報時の状況を中国OEから聞き出していく中で、DWSが正しく使えていなかったことが原因だったことにたどり着きました。
日本にいる自分たちだけでは解決できず、中国現地にいる人々の協力により問題を解決できた出来事でした。

大切にしている
価値観・モットー

困っているメンバーがいたら積極的に協力することです。私自身、業務経験が浅い頃、問題解決策が分からず困ることが多々ありました。その際、経験豊富な先輩から色々教えていただいたり、勉強会を開いてさまざまなことを教えていただきました。
次はさまざまな経験を積んだ自分が後輩の力になる番だと思うので、後輩のサポートをできるように心がけています。

会社の好きなところ

仕事中とオフのギャップが大きいところです。
みなさん知的で仕事中は非常に真面目な印象ですが、関西出身の方が多いからか、飲み会などオフになるとよくしゃべり、面白いところが好きです。

一日のスケジュール

7:30

家を出発

子供を保育園に送ってから出社しており、朝は時間との闘いです。

8:30

始業

携わっているプロジェクト状況を確認して、その日の予定を整理します。
中国OE向けプロジェクトではタイヤの仕様などがDWS開発途中と変わることがしばしばあります。
そのため開発計画の修正といった柔軟な対応が求められます。

9:00

チームミーティング

各担当者がプロジェクトの進捗について報告・情報共有をします。

9:30

DWS開発(データ解析)

最適なパラメータを決めるために車両計測データを解析しています。
決めるべきパラメータは多数あるので、DWS開発では最も時間が必要な工数であり、開発の根幹となる業務です。

12:00

昼休憩

週2~3日は在宅勤務をしており、昼食を何にするか日々迷っています。
出社する際は食堂のありがたみを感じています。

13:00

報告資料作成

解析結果を報告するための資料を準備します。

15:00

レビュー

プロジェクトマネージャー、プロジェクトリーダにデータ解析結果の報告をします。
ここでは結果を報告するだけではなく、問題になっていることなどを相談して今後の方針を決めていきます。

16:00

プロジェクトの整理

進捗状況を整理して、予定よりも遅れていないか、タスクに抜け漏れがないかを振り返ります。

17:00

退社

家族で夕食後、子供を連れてよく銭湯に行っています。
妻は銭湯がそこまで好きではないようなので、お留守番です。

同じ階層の社員