INTERVIEW

まっすぐ伸びよう沢山の人とともに作るタイヤ設計の魅力。

Y.S.

技術系タイヤ設計

神戸本社 / 第三技術部
基礎工学研究科 / 物質創成専攻

2020年入社#新卒 #若手 #化学系

※2021年取材当時の内容です

CONTENTS

01入社理由

人の生活に役立つ商品の開発に携わりたいと思い会社を探していました。

住友ゴムのインターンに参加して、タイヤはただのゴムの塊ではなく、配合や部材を変えることで性能が変わることを知りました。自分の狙い通りに性能を変化できるところに面白さを感じたことが一番の入社理由です。

02仕事内容

様々な人と協力が必要な
タイヤの生産移管業務を担当

私の所属する第三技術部では、トラックやバスに使用される大型タイヤの設計をしています。その中で私は、アフリカと南米地域の担当をしており、現地工場に日本工場から生産を移管する業務を行っています。

使用する材料や構造を少しずつ変えたタイヤを何本も試作して、目標の性能をもつタイヤになるよう試行錯誤しながら進めていますが、目標の性能のタイヤができたときはとても達成感があります。

国内工場だけでなく、海外工場の方ともコミュニケーションを取りながら試作を実施するため、様々な人と協力して製品をつくり上げている一体感が得られます。

仕事内容

03今までで最も印象に残っている仕事

多くの人と協力して成し遂げた、
ブラジル工場への生産移管

国内の白河工場からブラジル工場にタイヤ生産を移管する業務で、何度も試作を繰り返して性能を確かめましたが、実車評価で白河製タイヤと同じ性能を出せず困っていました。
そこで実験部や品質保証部など他部署の方々にも相談し、各部の知見をふまえたアドバイスをもらうことで、原因を追及することができました。

何度も相談を重ねましたが、他部署の方がいつも積極的に協力してくださったおかげで、目標性能を達成することができ、ブラジルへの移管を完了できました。

この経験を通じて、周りの方々とのつながりの重要性を強く感じました。

今までで最も印象に残っている仕事

04これからの目標

目指すはタイヤ設計のプロ、
環境に優しいタイヤの開発に携わりたい。

5年後には自分で新しい技術を作って、環境に優しいタイヤの開発に取り組みたいと思っています。

今はタイヤの移管業務をしながら、主にタイヤの構造を学んでいます。

ですが、タイヤ開発には、タイヤ構造だけでなくゴムなどの材料や、性能評価方法、製造設備、市場情報についての知識も必要です。

まだまだ、自分の知識不足を実感することが多く、これから様々な仕事を経験してたくさんのことをしっかり深く学び、タイヤ設計のプロフェッショナルとして活躍したいと思います。そして、身に付けた知識を生かして環境に優しい新しいタイヤを生み出したいと思っています。

就活生へのメッセージ

これからの目標

就活生の皆さん。就職活動ではうまくいかず落ち込むことも多くあると思います。ですが、就職活動では、相手に自分の考え・経験を理解してもらうために工夫をするなど、様々な努力をして成長することができる貴重な機会です。就職活動を乗り越えた先の成長した将来の自分を想像しながら頑張ってください。

仲間とともに

仲間とともに

今までは主に移管開発を担当していたのですが、現在は新商品開発にも挑戦しています。
今までより多くの知識が必要になり、進め方や考え方が分からず、仕事が止まってしまいそうになることが多かったのですが、相談会を何度も実施してチームの先輩方からたくさんのアドバイスを頂き、タイヤの設計仕様を決定することができました。これから実際に金型を作って試作に取り組むのが楽しみです。

大切にしている
価値観・モットー

私が大事にしているモットーはあきらめずにやりきることです。仕事がうまく進まず先が見えなくなりそうになっても、あきらめて立ち止まることがないように、とにかく少しでも前に進もうと、アクションすることを心がけています。

会社の好きなところ

先輩方がとても優しく丁寧に仕事を教えてくださり、分からないことがあっても相談しやすいため、働きやすい環境だと思います。若手でも大きな業務を任せてもらえる機会も多いですが、フォローをしっかりしてもらえるため、やってみようという気持ちで挑戦しやすいと思います。

一日のスケジュール

8:00

会社到着

通勤は電車で15分。作業服に着替えて事務所でメールチェックをします。

8:30

朝礼

始業後は出社/在宅に関わらず必ず朝礼を実施し、チーム内で情報共有や1日のスケジュールの確認をします。

9:00

試作の内容検討

試作に向けて設計内容を検討します。先輩に相談しながら試作タイヤの構造・設計値などを決めていき、図面の準備をします。

10:00

試作依頼書作成

決定した試作内容をもとに、工場に向けて試作依頼書を作成します。

11:00

打ち合わせ

海外工場との会議内容の確認会をします。英語でのコミュニケーションになるので、スムーズに進行させるために事前に伝えたいことを簡潔にまとめておきます。

12:00

昼食

食堂で同期とご飯を食べます。メニューの種類が多いので選ぶのが楽しみです。

13:00

タイヤ現物確認

工場や試験課から自部署宛に届いたタイヤの現物を確認しに行きます。

14:00

材料部署と打ち合わせ

タイヤのゴム配合を担当している材料部署と、開発中の配合性能や進捗について情報共有をします。

15:00

タイヤ評価依頼書作成

試作したタイヤが目標性能を達成しているかどうかを評価するために、実験部に向けて評価依頼書を作成します。目的に合わせてタイヤの解体や実車での性能確認を依頼します。

16:00

試作結果の確認

試作したタイヤの評価が完了したものは結果を確認します。量産できるかもう一度試作が必要かどうかを検討します。

17:00

量産指示書作成

量産化が決定したタイヤは工場にどのような仕様で量産するか、指示を行います。

18:00

退社

業務を終えて退社します。会社が三宮に近いため、帰りに買い物したりすることもあります。

19:00

趣味の時間

家で映画を見たりおいしいものを食べに行ったりと、自分の時間を楽しんでいます。