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住友ゴムグループ長期経営戦略「R.I.S.E. 2035」を策定

 住友ゴム工業(株)は、2035年を見据えた長期経営戦略「R.I.S.E. 2035(ライズ ニーゼロサンゴ)」を策定しました。
 「R.I.S.E. 2035」では、当社が目指す姿を「ゴムから生み出す“新たな体験価値”をすべての人に提供し続ける」と掲げ、成長促進ドライバー「ゴム起点のイノベーション創出」「ブランド経営強化」「変化に強い経営基盤構築」で、モビリティ・スポーツ・医療・暮らしの各領域でお客様に喜ばれる価値を提供していきます。

長期経営戦略「R.I.S.E. 2035」 ロードマップ


 当社は2023年にスタートした中期計画に基づき、構造改革の推進および成長事業の基盤づくりを進めてまいりました。1月には米Goodyear社より、欧州・北米・オセアニア地域における四輪タイヤのDUNLOP商標権等を取得することを発表、一部の地域や商材を除き、当社がグローバルにDUNLOPブランドでタイヤ事業を展開することが可能となります。また、中期計画で掲げた経営目標の前倒し達成も見えてきており、2025年をターニングポイントとして、将来の環境変化も見据え、長期的に当社が向かうべき道筋を明確にする戦略を策定しました。

 「R.I.S.E. 2035」では、当社が長年の事業活動で培ってきた、ゴムを起点とした価値創造プロセスで高機能商品を作り出す「ゴム・解析技術力」と、お客様に喜びを感じてもらえる複数のブランドを立ち上げ育ててきた「ブランド創造力」を強みに、「ゴムから生み出す新たな体験価値をすべての人に提供し続ける」を目指す姿とします。
 目指す姿の実現に向け、3つの成長促進ドライバー「ゴム起点のイノベーション創出」「ブランド経営強化」「変化に強い経営基盤構築」をベースとした戦略を実行していきます。2027年までに、タイヤプレミアム化による収益体質の改革と成長事業の仕込みを行い、DUNLOPをさらに強くしていきます。2030年までに、創出キャッシュを最大化・既存事業で確固たるポジションを築き、成長事業への挑戦を通じて確立したブランドで飛躍します。そして、2035年までに、イノベーティブな商品・サービスを継続的に創出し、成長事業の拡大を通じたポートフォリオ変革により、持続可能な事業体質を実現します。これにより、2035年の目指す姿を達成およびOur Philosophyの具現化につなげてまいります。

■財務数値計画
当社は中期計画における財務目標を前倒し達成する見通しを踏まえ、2027年度の目標を改定することを決定しました。2030~35年に向けて、事業利益率15%、ROE12%、ROIC10%の目線で取り組みます。


■「R.I.S.E. 2035」に込めた想い
名前の由来はRubber/Resilience/Reliable、Innovation、Solution、Evolutionの意味を含め、今後さらに成長していくという意思を込めました。

 

すべての起点となる「ゴム・解析技術力」。
さらにグローバルで統一されたDUNLOPブランドをはじめ
今まで培ってきた多彩な「ブランド創造力」。
この2つの強みを武器に、モビリティ・スポーツ・医療・暮らしの
さまざまな領域において、お客様に喜ばれる価値を生み出します。
※タイヤ事業の一部地域・商材を除く
 

 

■長期経営戦略「R.I.S.E. 2035」発表資料 
https://www.srigroup.co.jp/ir/library/financial-report/dvql4p00000qekq7-att/2035longterm_20250307.pdf