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　住友ゴム工業(株)の白河工場が、環境省の「自然共生サイト」に認定されました。

工場内の貯水池に生息する 準絶滅危惧種「アサザ」	工場内のカタクリ群生地

　白河工場は、1974年に操業を開始して以来、約50年にわたり、森林整備や、絶滅のおそれがある植物の保全活動などさまざまな活動を続けてきました。今回の認定では、準絶滅危惧種「アサザ」や、カタクリなどの希少な植物を保全していることが評価されました。また、里山「GENKIの森」も、多様な植生物が生息・生育している優良なサイトであると評価を受けました。そのほか、工場で育てた苗木を市民へ提供するなど、地域との交流を積極的に行っています。今後も地域に愛される工場づくりを継続してまいります。

　当社グループは、「生物多様性の保全」を解決すべき課題の1つと認識し、重要課題の特定および特定された課題についての地域性分析を実施しています。また、TNFD(Taskforce on Nature-related Financial Disclosures ：自然関連財務情報開示タスクフォース)が2023年9月に公表した開示提言（TNFD提言）を採用する「TNFD Adopter」に登録し、早期採用者（Early Adopter）として公表されています。

　生物多様性・自然領域において、ステークホルダーの皆さまと連携しながら、緑化活動や絶滅のおそれがある植物の保全活動の継続に加え、事業活動を通じた生物多様性の保全・回復を推進してまいります。

■自然共生サイト
自然共生サイトとは「30by30(2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全しようとする目標)」を実現するために、「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を環境省が認定する区域のことです。認定区域は「OECM（Other effective area-based conservation measures）」として、併せて国際データベースにも登録されます。

■白河工場概要 所在地 ：福島県白河市 操業開始 ：1974年 事業内容 ：乗用車・トラック・バス用タイヤの製造 生産能力 ：10,350トン/月(2023年12月末新ゴム消費量)　 過去の受賞歴 ：1987年　工場緑化通産大臣賞受賞 2010年　生物多様性企業みどりの100選認定 2023年　第11回みどりの社会貢献賞受賞 2023年　第43回緑の都市賞 緑の事業活動部門　都市緑化機構会長賞受賞

＜ご参考＞
生物多様性の保全（TNFD）：https://www.srigroup.co.jp/sustainability/environment/tnfd.html