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天然ゴムの持続可能な調達に向け天然ゴムに特化したリスク評価ツールを導入

 住友ゴムグループの天然ゴム調達会社であるSUMITOMO RUBBER SINGAPORE PTE. LTD.は、天然ゴムに特化した環境・社会的リスク評価ツール※1を2023年7月から導入しました。本ツールの活用により、天然ゴムの持続可能な調達の実現を加速します。


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小規模農家や中間業者がリスク情報入力する
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社会的/環境的リスクの高い地域が地図上で一目で確認できる


 原材料調達にかかわる状況として、人口増加やモビリティ社会の発展により天然ゴムの需要が高まる中、農園拡大による森林破壊などの環境問題、労働や人権などの社会問題への対応が求められています。
 当社グループ会社は本ツールを導入することで、これらの環境および社会問題への対応を加速、GPSNR※2(持続可能な天然ゴムのためのグローバルプラットフォーム)の方針に則り、天然ゴムの持続可能な調達の実現を推進します。
本ツールは、膨大なアンケートデータを統計解析して環境および社会問題のリスクの大きさを評価し、地図上に表示します。評価項目には、森林破壊、水資源管理並びに強制労働や児童労働などが含まれます。また、対象地域は主な天然ゴム産地の10か国で、当社の調達地域の多くをカバーします。本ツールを活用することにより、GPSNRの方針に適合した地域から天然ゴムを調達することが可能になります。

 当社グループは、サステナビリティ長期方針「はずむ未来チャレンジ2050」の目標のひとつとして、「持続可能な天然ゴム(SNR)方針※3を満たす原材料の調達」を掲げ、トレーサビリティの向上や小規模農家の支援に取り組んでいます。引き続き、サプライチェーンをはじめとしたステークホルダーの皆さまと連携した取り組みを積極的に推進し、天然ゴムの持続可能な社会の実現を目指してまいります。

■「SUMITOMO RUBBER SINGAPORE PTE. LTD.」の概要 
商号   :SUMITOMO RUBBER SINGAPORE PTE. LTD.
所在地  :シンガポール共和国 ハーバーフロントセンター
資本金  :18百万米ドル
出資比率  :住友ゴム工業株式会社100%
代表者  :山﨑 隆一郎
会社設立 :2020年1月
営業開始 :2020年4月
事業内容  :住友ゴムグループにおける天然ゴム調達関係全般
従業員数  :15名(2023年9月時点)

※1ミシュラン、コンチネンタル、ソフトウェア開発会社SMAGが開発したアプリケーションソフト https://rubberway.tech/
※2 Global Platform for Sustainable Natural Rubber
※3 2021年に天然ゴム生産地域での森林破壊による環境問題や、労働環境における人権問題などへの取り組みをさらに推進するため、GPSNRのポリシーフレームの内容を反映し策定。
サプライチェーンマネジメント:
https://www.srigroup.co.jp/sustainability/genki/governance/04_1.html#sustainable-rubber

<ご参考>
Rubberway ニュースリリース:
https://rubberway.tech/news/