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平成27年12月期決算について

2016年2月12日

平成27年12月期決算について

 住友ゴム工業(株)の平成27年12月期(平成27年1月1日~12月31日)における連結業績は、売上高848,663百万円(前期比1.3%増)、営業利益77,067百万円(前期比10.6%減)、経常利益78,894百万円(前期比10.3%減)、当期純利益55,834百万円(前期比4.9%増)となりました。
 
 主力のタイヤ事業では、国内市販用タイヤにおいて、ダンロップブランドの長持ちする低燃費タイヤ「エナセーブ」シリーズ、および「LE MANS 4(ル・マン・フォー)」「VEURO VE303(ビューロ・ブイイーサンマルサン)」など、低燃費タイヤの販売数量は前期を上回りましたが、冬タイヤは全国的に気温が高く最大需要期の降雪が無かったことが影響し、前期を下回ったため、売上高は前期を下回りました。国内新車用タイヤは、低燃費タイヤを中心とする高付加価値タイヤの納入拡大に努めましたが、自動車生産台数が前期を下回ったため、販売数量、売上高は前期を下回りました。海外市販用タイヤは、政情不安が続く中近東諸国のほか、ロシアやインドネシアなどの新興諸国で市況が低迷し、競争が激化しましたが、市況が好調な米国を中心にグローバルに拡販し、販売数量が増加したことに加えて、為替の円安効果などにより、売上高は前期を上回りました。海外新車用タイヤは、インドネシアや中国では景気の低迷などにより販売数量が減少しましたが、タイでは高シェア納入車種の販売が好調に推移し、米国では非日系メーカーへの納入拡大により増販となったことに加えて、為替の円安効果もあり、売上高は前期を上回りました。以上の結果、タイヤ事業の売上高は、732,168百万円(前期比0.1%増)、営業利益は73,114百万円(前期比6.8%減)となりました。
 
 スポーツ事業では、国内において主力のゴルフクラブ「ゼクシオ エイト」が好調な販売を持続したことに加えて、平成27年12月に発売した「ゼクシオ ナイン」の初期展開が順調に推移しました。ゴルフボールにおいても「スリクソン」ブランド製品の販売が好調を持続したことなどにより、当期においてもゴルフクラブ、ゴルフボールはシェアNo.1を確保しました。また海外市場においては、「ゼクシオ」「スリクソン」「クリーブランドゴルフ」の3ブランドを戦略的に展開し、各地でシェアアップを図りました。国内のテニス用品市場では、「スリクソン」「バボラ」ブランド製品の販売が拡大し、テニスラケットにおいてシェアNo.1を確保しました。ウェルネス事業においては、24時間営業のコンパクトジム「ジムスタイル24」の展開を開始し、売上高の増加に寄与しました。以上の結果、スポーツ事業の売上高は、77,631百万円(前期比10.2%増)、営業利益は2,011百万円(前期比36.6%減)となりました。
 
 産業品他事業では、建物の揺れを低減する戸建て住宅用制震ダンパー「ミライエ」は、平成24年の発売以来、平成27年9月には累計販売棟数が1万棟を超え、順調に販売を拡大しました。医療用ゴム部品については、平成27年1月に買収したスイス子会社の生産拠点と欧州における新たな販路を活用し、グローバルに販売を拡大しました。スポーツ施設用人工芝では、耐久性を徹底的に追求したロングパイル人工芝「ハイブリッドターフ EX(イーエックス)」が引き続き市場で好評を博しました。プリンター・コピー機用精密ゴム部品も海外市場を中心に順調に販売を伸ばしたことに加えて、為替の円安も増収に寄与しました。以上の結果、産業品他事業の売上高は、38,864百万円(前期比8.1%増)、営業利益は1,930百万円(前期比58.5%減)となりました。
 
 なお平成28年12月期の連結業績は、売上高860,000百万円(前期比1.3%増)、営業利益80,000百万円(前期比3.8%増)、経常利益77,000百万円(前期比2.4%減)、当期純利益57,000百万円(前期比2.1%増)を見込んでいます。
 
※株式会社矢野経済研究所調べによる店頭販売金額シェア
 
【決算短信/説明会資料】
http://www.srigroup.co.jp/ir/library/financial-report/2016.html