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住友ゴム、HRPPにタイヤメーカーとして初加盟

  住友ゴム工業(株)は、2024年10月8日にタイヤメーカーとして初めて、天然ゴムの持続可能な生産と利用を促進するための国際的な研究プラットフォームである
HRPP(Hevea Research Platform in Partnership)※1のアソシエートメンバ—に加盟しました。これにより、持続可能な天然ゴム調達に向けた取り組みをさらに加速させてまいります。




  HRPPは、天然ゴムの持続可能な生産と利用を促進するための国際的な研究プラットフォームです。天然ゴムの「気候変動評価」「労働力の利用可能性」「生産技術の向上」「品質向上」などの研究を産官学で進めています。
  当社は2024年10月8日にタイヤメーカーとして、またタイ国外の民間企業として初めてHRPPのアソシエートメンバーに加盟しました。2025年よりHRPP傘下のプロジェクトを共同で開始する予定です。今回、新たにHRPPとのパートナーシップを開始することにより、天然ゴムの生産性向上を図り、持続可能な天然ゴム調達に向けた取組みをさらに加速させてまいります。

   当社は「持続可能な天然ゴム方針」※2に沿ってサプライチェーン上の皆様と連携した取り組みを積極的に推進し、天然ゴムの持続可能な調達を目指しています。 また、2050年にタイヤ、スポーツ、産業品の全ての事業でサステナブル原材料比率100%※3を目指しています。昨年3月には天然ゴムのサプライチェーンの透明性の向上を目的とした「PROJECT TREE」※4への参加とともに、タイのコンケン大学とゴムノキの収量向上に繋がるメカニズムを解明する共同研究※5を開始するなど様々な活動を推進しています。


■HRPPについて

名 称

  Hevea Research Platform in Partnership

設 立

  2008年

概 要

  ・Kasetsart University(タイ)、Prince of Songkla University(タイ)、DOA(Department of Agriculture of Ministry of Agriculture and Cooperatives)、
     CIRAD(French Agricultural Research Centre for International Development)によって設立。   
  ・天然ゴムに関する研究の推進、学術的なトレーニングや能力開発、パートナーシップの促進を目的に産官学で活動。

 
 
 
  当社は2023年3月に、タイヤ事業における独自のサーキュラーエコノミー構想「TOWANOWA(トワノワ)」※6を発表しました。「TOWANOWA」はバリューチェーン上の5つのプロセスからなる「サステナブルリング」と各プロセスから収集したビッグデータを連携させる「データリング」で構成されており、二つのリング間でデータを共有・活用することで新たな価値提供を目指します
「TOWANOWA」の「材料開発・調達」プロセスにおいて、今回の共同研究で得られたデータを活用することで、より生産性の高い天然ゴムの調達の実現を目指し、天然ゴムの持続可能性の向上に取り組みます。「TOWANOWA」を通じ、住友ゴムはESG経営の推進を更に加速させ、2050年のカーボンニュートラルの実現と持続可能な社会の発展に貢献していきます。