FALKENが『ニュルブルクリンク24時間レース』に参戦~挑戦25周年。進化したモデルベースタイヤ開発技術の活用により新型車の実力発揮に貢献~
2023年05月16日
住友ゴムグループのファルケンタイヤヨーロッパは、5月18日から21日にドイツで開催される世界最大級のツーリングカーレース『ニュルブルクリンク24時間レース(正式名称:ADAC TOTALENERGIES 24H NÜRBURGRING)』にFALKEN(ファルケン)モータースポーツチームとして参戦します。参戦25周年となる記念の年に、切り替えられた新車の「Porsche 911 GT3R」2台体制で総合優勝を目指します。また、本年もオフィシャルスポンサーとしてFALKENブランドで同レースに協賛し、多くのファンに感動を届けます。
また、住友ゴム工業(株)は、昨年の「SP3T」クラスから「SP4T」にクラスを変更して参戦する「スバルテクニカインターナショナル」の「SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2023」にFALKENタイヤを供給し、欧米を中心に高い評価を得ているFALKENブランドのさらなる価値向上を目指します。
FALKENカラーの「Porsche 911 GT3R(992)」 | 「SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2023」 |
当社グループは1999年以来、世界一過酷なレースとも言われる『ニュルブルクリンク24時間レース』に、FALKEN モータースポーツチームとして参戦を続け、今年で参戦25周年になります。昨年は、日中と夜間の路面温度の急激な変化や二日目の突然の降雨など、激しいコンディション変化の中でのレースとなり各所でクラッシュが多発しました。過酷なコースと厳しい環境が重なり完走すること自体が難しいレースでしたが、FALKENタイヤはドライ・ウエットグリップ性能や耐久性能など、総合性能の高さを発揮し、2台のうち1台が総合9位で完走し、参戦したポルシェ車両の中で最高位の順位となりました。また、24時間レース以外の『ニュルブルクリンク耐久シリーズ』でも第5戦、第6戦で連続優勝するなど、シーズンを通して結果を残しています。
本年は、FALKENモータースポーツチームが使用するポルシェを新調し、新型「Porsche 911 GT3R(992)」2台体制で参戦します。まだ走行実績のない新車に合わせたタイヤを開発するにあたり、当社の進化させたモデルベースタイヤ開発技術が力を発揮しました。車両のデジタルモデルと目指す性能のタイヤのデジタルモデルを作成し、それをベースにシミュレーションを行います。その結果、試作をする前にタイヤの仕様を絞りこむことができるようになりました。デジタルモデルを利用した予測・設計工程を繰り返し行うことで、試験機によるテストや実車テストの工程が削減可能となり、開発の効率化や試作タイヤの削減を実現しました。
また、「スバルテクニカインターナショナル」の「SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2023」は、「WRX S4」をベースとする新型車両で「SP4T」クラスに初参戦します。ドライバーはCarlo van Dam、Tim Schrickに加え、スーパーGTで活躍する山内選手、井口選手が4年ぶりにステアリングを握り、クラス優勝を目指します。また、今回も全国のSUBARU販売店から選抜された8名のメカニックがチームに参加しチームをサポートします。当社は、ドライ・ウエットグリップ性能や耐久性能など、総合性能を高めたタイヤを供給し、チームの足元を支えます。
■『ニュルブルクリンク24時間レース』活動計画
クラス |
チーム |
車両 |
ドライバー |
SP9(FIA-GT3) |
FALKEN Motorsports |
Porsche 911 GT3R(992) |
Klaus Bachler |
Sven Müller |
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Alessio Picariello |
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Nico Menzel (※) |
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Porsche 911 GT3R(992) |
Joel Eriksson |
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Tim Heinemann |
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Nico Menzel (※) |
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Martin Ragginger |
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SP4T |
スバルテクニカインターナショナル |
SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2023 |
Carlo van Dam |
Tim Schrick |
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山内英輝 |
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井口卓人 |
※チーム分けは変更になる可能性があります。Nico Menzelは両車にエントリーします。
■ニュルブルクリンク24時間レース概要
自動車メーカー、タイヤメーカーが開発テストを行うサーキットとしても有名なニュルブルクリンクで行われる24時間レースは、高低差300m、ブラインドコーナーを含め約170カ所のコーナーを持つ北コースと、F1も開催された近代的なGPコースをつなげた1周約25㎞のフルコースを使用し、世界一過酷なレースとも言われています。