モーターサイクル用ハイグリップタイヤ DUNLOP「SPORTMAX Q5」新発売
2022年06月16日
住友ゴム工業(株)は、米国で開発したハイグリップタイヤDUNLOP(ダンロップ)「SPORTMAX Q5 (スポーツマックス キューファイブ)」を、7月1日から順次発売します。発売サイズはフロント2サイズ、リア8サイズで、価格はオープン価格です。
▷SPORTMAX Q5特設サイト
「SPORTMAX Q5」は、公道走行で必要とされるウォームアップ性やウエット性能を確保しつつ、レース用微粒子カーボンを採用したコンパウンドや新プロファイルの採用により、米国で高い評価を受けた従来品「SPORTMAX Q4」からさらにサーキット性能(ドライグリップ)を強化したハイグリップタイヤです。「サーキットに生息するストリートタイヤ。」をキャッチコピーに、スリックライクな見た目で、トレッドエッジ部分には商品ロゴを刻印し、性能向上だけではなくデザインの細部にまでこだわっています。
トレッドエッジ部分のデザイン |
■主な特長と代表的な採用技術
○ドライグリップを強化するコンパウンド
レース開発で培った最新の技術を用い、補強材にカーボンを使用したコンパウンドを採用し、従来品からカーボンブラックの含量を増加することでドライグリップ力を強化。また、通常の微粒子カーボンより粒子径が小さいレース用微粒子カーボンにより、ポリマーとの絡み付きが増え、発熱効率を向上させることでより優れたグリップ力を実現しています。さらに、ポリマーの変更や調整など、独自の配合で、より柔軟なコンパウンドにすることでウォームアップ性も向上しています。
※イメージ図 |
○接地感とグリップ力向上に貢献する新プロファイル
センターの外径を大きくした新プロファイルの採用や剛性を低減することで接地感を向上させ、安定したハンドリングとコーナリングを実現。また、独自のプロファイル設計IRP(インテュイティブ・レスポンス・プロファイル)によるプロファイルデザインは、トレッドのエッジに傾斜をつけアグレッシブな走行を可能としています。
※イメージ図 |
○軽快なハンドリングと安定したコーナリングを実現する構造
フロント構造はトレッド剛性を柔軟にする方向に最適化し、従来品より接地感を向上。また、アラミドのコード層をクロスして重ねた2CUTベルト構造を採用し、素早い旋回レスポンスと高い旋回力を実現しています。リアはトレッドゴムを連続して巻き付けるJLT(ジョイントレス・トレッド構造)を採用し、真円度を高めることでコーナリング時の高速安定性と高速ユニフォミティを向上。さらに、軽量なアラミドを素材とすることで高い高速安定性と接地感を両立しています。
※イメージ図 |
○ウエット性能を確保するトレッドパターン
従来品と比べてセンター近くまで溝を伸ばし、トレッドセンターからバンクの中間域までの常用域で排水効率を向上させています。
※イメージ図 |
■性能比較
■サイズ一覧
タイヤサイズ |
フロント/リア |
発売時期 |
110/70ZR17M/C (54W) |
フロント |
8月下旬予定 |
120/70ZR17M/C (58W) |
フロント |
7月1日 |
140/70ZR17M/C 66W |
リア |
8月下旬予定 |
150/60ZR17M/C (66W) |
リア |
8月下旬予定 |
160/60ZR17M/C (69W) |
リア |
7月1日 |
180/55ZR17M/C (73W) |
リア |
7月1日 |
180/60ZR17M/C (75W) |
リア |
7月1日 |
190/50ZR17M/C (73W) |
リア |
7月1日 |
190/55ZR17M/C (75W) |
リア |
7月1日 |
200/55ZR17M/C (78W) |
リア |
7月1日 |