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住友ゴム 市島工場が「令和4年度緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰」を受賞

 住友ゴム工業(株)の市島工場は、緑化活動の推進・緑化思想の普及啓発に顕著な功績のあった団体などを表彰する「令和4年度緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰」を受賞しました。表彰式は4月18日にパレスホテル東京(東京都千代田区)で行われ、天皇皇后両陛下御臨席の下、内閣総理大臣から表彰状が授与されました。


岸田総理と受賞者(後列左から5人目 当社代表取締役社長 山本悟) <写真提供:内閣府>



 
 このたびの受賞で評価された市島工場の環境配慮の取り組みは以下の通りです。

1. 工場内での緑化活動
  1996年の操業時から、工場敷地内の原生林を守りながら芝生や桜並木を整備するなどの緑化活動に取り組んでいます。生物多様性の観点からカエデなどの落葉広葉樹を植樹し、針葉樹と広葉樹が混ざった天然林に近い針広混交林化にも取り組み、多くの生物や植物が生息しやすい環境づくりを進めています。

2. 生物多様性の保全
日本の国蝶であり準絶滅危惧(NT)に指定されているオオムラサキの育成に2007年から取り組んでいます。従業員が設計・制作した飼育ケージでオオムラサキの育成活動を行い、オオムラサキが羽化する時期には、園児を招待し、観察会を開催しています。
工場内にあるビオトープでは、絶滅危惧IB類(EN)に指定されている日本固有の淡水魚ホトケドジョウを育成しています。「丹波地域のホトケドジョウを守る会」などの協力のもと、水質・個体調査を実施しながら、保護・育成活動を推進しています。

3. 森づくりを通じた地域との交流
  近隣の幼稚園やこども園の園児を対象に自然学習として工場敷地内でどんぐり拾いイベントを実施するなど、緑地を活用した地域交流・環境教育活動を行っています。

工場敷地内での緑化活動 国蝶オオムラサキの育成 緑地での自然学習



 当社は今後も環境保全や地域との共生を図るため、さまざまな活動を行ってまいります。


<市島工場概要>    
所 在 地   :兵庫県丹波市市島町梶原5
生産品目   :ゴルフボール
操業開始  : 1996年
過去の受賞歴  :  2008年 日本緑化センター会長賞
    2011年 緑化優良工場等近畿経済産業局長賞
    2016年 緑化優良工場等経済産業大臣賞
    2017年 兵庫県環境にやさしい事業者賞
           市島工場